相変わらず続くシープドッグネタ・・・
先週の日曜日の自分とこま助の練習風景が
先生の犬ミルラのブログ(美人助手のT先生監修?)
に乗っていました ↓先生の犬のブログはこちら
Myrrahブログ


さて、話を本日のタイトルに関係することに戻します。

犬のトレーニングを続けていきますと、
叱る場面&叱るタイミング
誉める場面&誉めるタイミング
を考えるような機会がやたらと増えてきます。

いったい、いつ叱って、いつ誉めるのかぁ~?
もちろん一概に『これ』というようなセオリーはなく、
トレーニングの内容、犬の性格、習熟度・・etc・により、
大きく変化してきますから、
本当にケースバイケースとなるのでしょうが・・

ちょうど日曜日の講習で一緒だった
さくらちゃんが壁剥がしの練習をしているシーンがあったので、
それを使って、勝手に検討させてもらっちゃいます・・汗
※ 壁剥がしとは、壁に張り付いて動かない羊に対し、
  犬が羊と壁の間を縫い分けるようにしながら進み、
  羊を壁から剥がすという行為で、かなり難しい練習です。


DSC_7089.jpg
 
写真の状況をみると、犬の足の踏ん張り具合・・
背中の形態・・などから・・
(犬が少し嫌がってる状況にも見えます)

なので、このシーンは犬を叱る場面ということになります。

何をどう叱るのか・・といいますとぉ~
“カンバイって言ったら、カンバイ!
 狭い間に無理に割って入ってでもカンバイしないと駄目!
 勝手に行きやすい広い方に行っちゃ駄目!!”
って感じに叱るんです。

そして、写真のサクラママさんのように
犬の首根っこを引っ捕まえてでも、
壁と羊の間に無理に押し込みます(


DSC_7090.jpg
 
次に、この場面は・・といいますとぉ

犬の総合的な姿勢からは、
まだ多少の躊躇があるように見受けられます。

っが!この場面は叱るだけではだめで、
犬を勇気づける意味でも、
かなりたくさん誉める必要があると思います。

犬がもっと嫌がれば、叱るだけの場面に切り替わりますが、
このシーンは、隙間に入る直前の体勢でもあるので、
ちょっとでも隙間に入りはじめたそのときに、
(イヤイヤ入ろうとしたとき・・を含む)
(ムリヤリ入らされたとき・・・を含む)

その瞬間を見逃すことなく
『そうだよ!カンバイなんだよ・・凄いじゃん!』
っと犬の勇気(勇気はなくてもその行為やその状況)を誉め讃え、
犬の気持ち&犬の行為の後押しをしてあげるべきと思います。

犬が嫌がれば『こら!カンバイ!喝』
ちょっと羊に近づけば『そうだよ カンバイだよ 凄い凄い』
っで、また尻込みしそうなら『カンバイ!カンバイだっての!!喝』
良い状況になれば『そうそう♪』
みたいな感じで、誉めて・叱ってを繰り返す感じ・・・

DSC_7093.jpg
 
さて、この局面はぁ~壁剥がしの最も良い場面です。
ハンドラーが首輪を離し、
犬単独の状態になって・・
そのまま壁沿いにもう少し進めば、
羊を完全に壁から剥がせるような状況

今でしょ!(笑)
ここを誉めずにいつを誉めるというくらい
ここは褒めてあげないと・・っと自分は思います。

DSC_7096.jpg
 
上手に出来ました!見事に壁から羊を剥がした局面です。

さって、ここで問題です。
ここはどうするのかぁ? 
お利口さんしたから当然誉めるのか? 
自分だったら、ここは誉めません!!!

訓練の習熟度にもよるでしょうが、
すでに一通りのことができるさくらちゃんクラスの犬にとっては、
ここはもう誉める場面ではなく、
逆にライダウンっと厳しく一喝する場面です。

ここで誉めてしまいますと、
犬は嬉しくなって、余計な動き(回り込みすぎて、羊を壁に戻しちゃったり・・)をしますから、
結果として失敗を経験させることになってしまいます。

だから、あえてここは誉めません。

理想を言えば、ライダウンで一喝し、
その指示に反応してダウンしたら、
それ(ダウンしたこと)を誉めてあげるという・・・・。

※ 以前、災害救助犬の服従課目の練習中に
  訓練士さんから同趣旨の注意を受けたことがあります。
  JKC災害救助犬認定試験の服従課目には、
  破けたトタン&金網等で簡単な障害を作り、
  その上をゆっくりと脚即行進し、
  一番痛そうな瓦礫の上で脚即停座、
  その後、ゆっくりと脚即行進を再開する
  という課目があります。
  
  この課目の練習をしているときに、
  こま助と瓦礫を渡り終えた瞬間に『よし凄いぞぉ~』
  なんて誉めていたらぁ~
  訓練士さんに一喝されてしいました。
  『渡り終わってから誉めてどうすんの!』
  『犬が余計な動きをして、脚即が乱れるだけ!』
  『頑張って瓦礫を渡ってる最中に励まし、誉めてあげるの!』
  『渡り終わったら、ただ普通に歩くだけ!!!』

   ↑ 実際には、さらに厳しく怒られちゃうんですけど・・とっても良い先生なんですよ(謎笑)
     時折、自分がしたり顔で言ったりする・・・
     『マテは犬が待っているその状態を誉めなきゃ!』とか
     『伏せは、犬が臥せようとするその気持ちを誉めなきゃ!』などの発言・・
     そのほとんどが、この先生の受け売りなんですよねぇ~。


シープドッグの訓練でも、災害救助犬の訓練でも、
犬が頑張ってチャレンジしているその時を誉めてあげるべきで、
チャレンジが終わってから『今の凄かったねぇ~』では、
まるっきり遅いという・・・
さらに厳しい考えをすると、
訓練的に見れば、時期を逸した誉めは、
失敗を誘発しやすいという面から弊害にすらなりうる気もします。

(もちろん、状況によっては今の凄かったねぇ~が効果的な場合もあると思います)


下の写真は、さくらちゃんの子供
ヴィジュちゃん

写真を見てのとおり・・意欲があって、
素質も凄く高そうな感じです。

DSC_7212.jpg

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