それは、先週の日曜日、2回目の復習をやっているときでした。
柵の近くを平行移動させる練習をはじめると、
4頭中の1頭が、観光客のエサを目当てに、
他の3頭から離れて、柵にくっついてしまいます。

昔ならばいざ知らず、今のこま助ならば、
およそどんな状況であっても、
柵についた羊を剥がせないことはないと思っています。

例えば、畜舎への出し入れのときなどに、
羊が通路端のエサに気を取られて立ちどまったときには、
通路端から顔を出してエサを食べてるポニーを空噛みで威嚇し、
仰け反らせてから、羊の群れに頭を押し込んで、剥がしたり、

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多少ひきつった笑顔でポニーと記念撮影

羊と大きな牛との間に分け入ったり・・・
そんなことを、ごく当然のことのようにやってくれます

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更にひきつった笑顔で牛さんと

日曜日の復習でも壁に付いた1頭を、
ごく簡単に剥がして、他の3頭に合流させるのですが、
そこから先が、どうにもいけません。

せっかく戻った1頭をそのままキープできず、
ちょっとした隙をつかれて、柵に戻られてしまいます。

1回の指示でハンドラーの意図を伝えた後は、
その後に細かい指示がされなくても、
自らの状況判断でカンバイやアウェイをして、
群れを誘導し続けるという練習も何回もやっています。

それなのに、壁から剥がして他の3頭のところまで誘導しておきながら、
すぐに1頭だけ、また元に戻られるという失敗を、
この日は、何度も(6回くらい)繰り返してしまいます。

なんで戻られちゃうのか?
どうして同じ失敗を繰り返すのか?
その答えは、一つ・・・
ズバリ、
たるんでいるからです


ということで、6回目に同じ失敗をしたときに、
ハンドラーの怒鳴り声が炸裂!
斜面を一気に駆け上がり、
鬼の形相の飼い主に脅えまくっているこま助の首根っこ捕まえ、
地面に叩きつけてから、蹴りまくり…
まあ、やってる本人が非道いことしてると自覚してますから、
この光景、側から見たら虐待以外の何物でもないでしょう。

このまさに厳しすぎる指導(見た目たんなる折檻)の直後、
こま助の動きは神がかり的なほどに激変しました。

“え!こいつってこんなスピードでるの?本当に11歳?”
というくらいの速度でアウトランをはじめ、
最近ありがちな途中での失速もなく、
マックスの速度のままというか、むしろ更に加速していく感じで、
かなり整地状況の悪い足場を軽やかに走り抜け、
羊の背後でピタッとライダウン
その後、しばらく羊を誘導させましたが、
まぁ観ていて惚れ惚れするような動きをしていました。


いつだったかの日記にも書きましたが、
こま助は、本当に追い込まれたときの方が、
いわゆる火事場の馬鹿力という奴が発揮されて、
まるで別の犬のような格段に良い動きをしますし、
こま助に限らず、これくらいまで追い込むことによって、
はじめて身につくものも少なくないと思っています。

出来ることなら、ずっと楽しくやっていきたいですし、
怒るよりも誉めてあげたいという気持ちの方が強いという点では、
方の飼い主さんと変わらないと思っています。

自分自身、ほんの4年前くらいまでは、
シープ講習会で怒るなんてことは、まずありませんでした

なんと言っても、羊が大嫌いな犬なんですから、
なだめすかし、上手に煽てながら、羊を追っていただくような状況でしたから、
怒ったりしたら、もう二度と羊を追わなくなるんじゃないかと思っていましたし、
工藤先生に『今の場面は、注意しないと駄目です。』と言われても、
“注意したら、犬が一気にやる気をなくしてしまうのでは?”
との勝手な判断からなかなか厳しい対応をすることが出来ませんでした。

転機になったのは、やはり柵外訓練です。
指示どおり、あるいは経験値をいかしてそれ以上のことをして貰わないと、
柵の外で、事故のないよう円滑に羊達を誘導することなんて出来ませんから、
犬のご機嫌を伺いながら指示を出すなんて以ての外ということぬります。

そして、柵の中で出来ないようなことは、
ほぼ間違いなく柵の外でも出来ませんから、
おのずと厳しい要求が増えてしまうのです。




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