2017.05.24 決戦のとき
先日、本隊練習の日記を書いたときに、
好戦的な羊について触れましたが、

実際のところ、
どんな羊なのか?
どのような行為に出るのか?
どういうときにそうなるのか?
効果的な撃退法はあるのか?

正直に言えば、アマチュアの自分には分からない・・・
という一言につきるのですがぁ~
それでは、日記の話が先に進まないので、
牧羊犬講習会での自分達チームの経験や
他チームの見学等から感じたことを簡単に書いていきたいと思います。

8年半ほどの短い経験ですが、
ここ5年間は、ほぼ毎週末通っていますし、
畜舎出し&畜舎入れを始めた直近の2年間は、
早朝から夕方まで牧場で過ごしていますから、
経験10年以上の人達に近い経験値があると思っています。
(もちろんアマチュアレベルの中でのお話です


まず、どんな羊が犬に向かってきやすいかですが、
いくつか例外もある中で、必要以上に犬を気にする羊・・
つまり、ある意味で臆病な感じのする羊の方が、
犬に向かってきやすい傾向にあるように感じます。

例外としては、犬に隙があるときの種雄の存在だったり、
生後間もない小羊を抱えた母羊の存在等があります。
前者の場合は、犬に隙をつくらせないという簡単な対処法がありますが、
後者の方は、これといった対処法はないため、結構やっかいです。
もちろん力で押し切ることは容易にできますし、
そうせざるを得ない場合もありますが、
力で押し切ろうとして追い詰め過ぎた場合に
母羊が小羊を守ろうとして、犬に直接向かってくるような行動を取ると、
それが逆に小羊の仇になってしまう可能性がありますし、
そもそも容易に転倒するレベルの仔羊を
高速で移動する大群の中に入れたくはないという・・・
なので、母羊が守り続けるレベルの仔羊がいるときは、
基本的に受け流しながら、じっくりと、やり過ごすか、
必要ならば犬の方を退かせたりもします。
実際に本隊練習するときには、最初に親子チームを切り離し、
安全な隅っこの方に移動させたりしています。



犬を気にする羊の図・・・
DSC_5798.jpg


行為の方は、イロイロなんですが、
犬と羊に軋轢が生じて睨みあいになってから、
もっとも良く見られる最初の行動は足踏みです。
羊の足踏みには威嚇的な要素もあるのでしょうが、
犬の品定めをする手段のようにも感じます。

ですから、足踏みをしても犬が無反応で、
変わらぬプレッシャーを羊に与え続けると
多くの場合、羊は反転して犬の誘導に従いますが、
犬の方に少しでも怯んだ様子があると、
次の行為へと発展していきます。

次の行為として一番多いのは、
犬に少しだけ近づくというものですが、
ここで犬が更に怯んだ様子を見せてしまうと、
羊は『これは、いける!』と判断して、
犬に対して、頭突き等の直接的な反撃をしてきたり、
状況次第では、犬を追いかけ回したり、噛み付いたり…
なんていうことまであります。

実に不名誉なことですが、
我が相棒のこま助は、初めて間もない頃に、
羊に噛まれてしまったことがあります。
当時、工藤先生から
『頭突きされる犬は数多く見てきましたが、
羊に噛まれる犬を実際に見るのは初めてです。』
と言われてしまったくらい、珍しい事例のようです。
こま助…よっぽど弱かったんでしょうねぇ〜…涙


上の写真の続きです。
一旦は軋轢がおさまったのですが、
再び犬の方を睨む羊さんが・・・(先ほどと同じ羊さんです。)

DSC_5819.jpg
でもって、ここで動いたり、顔を背けたりするとぉ
羊は次の行動に出るのでしょうがぁ
怖くても我慢して羊さんを見続けていればぁ~

DSC_5821.jpg
羊さんは犬との睨みあいを辞め、
クルッと向きを反転させてぇ~

DSC_5823.jpg
はみ出し者から、
群れの一員Aに戻ります

DSC_5824.jpg

DSC_5824.jpg


最後に、どういうときにそうなるのか?
これも本当のところは分かりかねますが、
自身の経験や他チームの練習風景などから察しますと、
好戦的な羊との軋轢は、
犬、そしてハンドラーが自らの力量を超えて、
羊を追い詰め過ぎたときに起きる可能性が高いようです。

そして、羊を追い詰め過ぎてしまったとき、
経験値の高い犬とハンドラーは、
力づくで強引に片づけるべきなのか、
力を受け流し緩やかに片づけるべきなのかを
即座に判断して実行に移しますから、
少なくとも羊に追いかけられるような事態に発展することはありません。

頭突きは、熟練した犬に対してでも結構あったりします。
おそらくですが、頭突きまでが・・羊の犬に対する様子見なんだと思います。
睨みあい・・足踏み・・近寄り・・・っで、
まだ判断が出来ないような状況のとき、
羊は最後のカマ賭けとしての頭突きをしてくるように思います。
もちろん尋常でない気迫を発するスーパードッグだったり、
ハンドラーがコントロールできないレベルの未熟な危犬?の場合には、
頭突きされるようなことはなく、羊達はただ逃げ回るだけとなります・・・・・



練習の過程では、わざと軋轢をつくり、
羊が犬に向かってきて来れるような状況をコーディネートして、
これを力ではね返すような練習をする必要もありますが、
基本的には、そもそも軋轢をつくらない・・
そのために、犬と羊の適性な距離を保ちながら追わせる。
これが一番大事な事のように思います。


写真シリーズの〆です・・・
せっかく群れの一員Aに戻る気になった羊さんですが、
再び追い込めば、すぐにはみ出し者に切り替わります。
なので、そうならないよう中途半端な状態で、
追い始めるのではなく、完全に群れに戻りきって、
群れに同化してから追わせるようにするのが、
最も賢いやり方ではないかと思っています。
経験の浅いチーム(特にハンドラー)が羊と犬の対峙に遭遇したとき、
せっかく動きはじめたのに、また同じ軋轢状態をつくり、
なかなか先に進めないことがありますが、
その多くは、犬を動かすタイミングが早いためと思われます。

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