日曜日は、久しぶりの本隊練習でした。

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本隊で練習をするときの注意点は、
1、群れを崩さない
2、油断しない
の2点ですから、結局のところ、
いつもと同じなんですが…

本隊の羊達は、年齢層がとても幅広く、
今年生まれたばかりの子羊達から、
歩くのも一苦労という後期高齢者羊?までいるので、
スピードコントロールが重要になってきます

もっとも、スピードコントロールなんて言っても、
とりわけ難しい技術を駆使するわけでもなく、
ごく単純で感覚的なことをするだけなんですが…

自分とこま助の場合は、最初に左右の揺さぶりをかけ、
群れの中に羊の力がぶつかり合う重心を作ってあげて、
その重心を保ちながら動かすことでコントロールしています。

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なので、こういう↑のような行為は、重心が崩れる原因になりますから、
超NGなんですが、作業タイプの力強い犬と違って、
羊が大嫌いで、弱っちい犬の代表のようなこま助の場合、
このNG行為を意図的に使って、重心を崩し、
重心のズレを利用することで動かすような場面もあります。

それと、本隊の羊達は、全てがそうではありませんが、
種雄をはじめ犬に対して好戦的な羊達等がいますし、
かなり長い角を持った羊もいたりしますから、
それなりに注意を払う必要があるのですが、
こちらについての詳細はまた次回の機会に書かせていただきます…

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また、本隊練習は、目立つのでギャラリー?も増えてきます。
観ている人が多いゆえに、失敗したときの恥ずかしさもひとしおとなりますが、
インチキ行為が得意の自分とこま助は、
失敗すらも演出にしちゃったりします…謎


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3月28、29の二日間、
年度末の忙しい時期にも関わらず、
休暇を取って服部牧場に出かけました。

すると・・・そこで
本物の羊飼いに遭遇!

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え?
いつも会ってる工藤先生では?

そう、確かに工藤先生なんですが、
牧羊犬講習会で見知っていた工藤先生とは、
まるっきり別人のような感じでした。


羊の身体の構造に関すること、
羊の健康管理に関すること、
牧草の管理方法から、
畜産関係で使用する大小様々な資機材への知識等
全てにおいて桁違いで、
“これが羊飼いなのかぁ〜”という感じでした。


極めつけは、やはり毛刈り関係・・
バリカンの取扱いやメンテナンスには、
もしかして販売業者?と思うくらいに詳しく、
しかも、どのメーカーにも完璧に精通しています。


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そして、毛刈りの技術・・・・
もう神業としか言いようがありません。
『ゆっくり説明しながらやりますから、よく見ていてください』
っと受講生にあれこれ説明しながらやっても、
およそ5分もかからずに終わってしまいますし、
ひとたび本気モードになりますと、
一頭あたり3分もかからないようなペースになってしまいます。
ちなみに、この本気モードにも、羊飼い的な作業バージョンの本気モードと
毛刈りショーなどでのエンターテイナー的な本気モードの二つがあるようで、
本当に奥が深い・…

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この毛刈り講習会は、本来がプロ向けになっているため、
自分以外の受講生は、皆さん動物関係者の方達ばかりです。
なので、東北の超有名農場の従業員さんをはじめとする牧場関係の受講生には、
羊や自分自身に係る負担を極力軽減しながら、
いかに効率的に羊の毛を刈るかという作業モードの手法を伝授し、
日本一有名な都内の某動物園の飼育員さんをはじめとする動物園関係の受講生には、
毛刈りショーで役立つような技術と手法(なんとトークのネタまで・・・)を伝授していました。


また、刈り取った毛の取扱いはもとより、
どういう飼育をすれば、良い羊毛が採れるのかなど、
羊毛に関することもかなり知ることができましたし、
自分をはじめとする受講生達と
先生や助手の方の刈り取った毛に対する認識が
かなり違うことにびっくりしました。
(先生達は刈った毛を商品として考えているので、
刈っている際にも、商品の生産者としての行動が先行するのに対し、
自分はもとより受講生の多くは、どちらかというと
暑さに備えて余分な毛を刈りとる的なイメージのもと、
刈った毛を商品として見る余裕すらありませんでした。)

※ 日本の場合は、そもそも羊毛販売を主たる目的として飼育するわけでなく、
そこに各牧場ごとの実状が加わるため、上質な羊毛の生産は実現困難のようです・・


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この二日間の毛刈り講習会を受講して、
実に多くのことを学べましたし、
自分達がしていることが牧羊という大きな括りの中では、
ほんの一部分でしかないことが理解できました。
また、最初に羊ありきではなく、犬ありきの意識が先行する以上は、
どこまでいっても牧羊犬ごっこの世界でしかない…
そんな風にも感じました。

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2017.03.15 最近の訓練
随分と更新がとどこおってしまいました。

今年に入ってからの講習会は、
全日程が朝6時50分のコースとなっていましたが、
実のところ、このコースに正確な開始時間はなく、
遅くとも6時50分にスタート!
もし、遅れてしまたら講習時間が短縮される!!
逆に、自分と先生の準備さえ整えば早めにスタート
ただし、この場合に講習時間の伸長はなく、終了時間が早まるだけ…
こんな暗黙の了解のもとで行われています。


っで、講習時間が長くなろわけでもないのに、
最近まで、早めのスタートを狙って、
かなり早い時間帯に牧場に着くよう頑張りました。


早めにスタートしたかった理由は、こちら↓

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昨年からはまっている写真撮影・・
朝日をバックに羊達と犬を撮りたいからなんです。

ただ、この日の出の時間帯の写真撮影というのは、
カメラ初心者にとって、いろいろ難しいことが多く、
失敗を重ねまくっています。

ただいま勉強中の絞り優先オートで頑張っていますが、
めまぐるしいくらいに変わる周囲の状況の中で・・
ISO感度は・・どうすれば?
どれくらいの絞りが適切なのか?
犬も羊も自分も動き回りながらだから、
シャッター速度も稼ぎたいし・・・
なんて考えながら慣れないボタン操作をしていると、
あっという間に日の出タイムが終わってしまって、
練習後に・・撮った写真をみては・・
毎回、「アラララっ」とガッカリする結果になっています。

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言い訳にしかなりませんが、
ファインダー越しでのハンドリングは、
犬と羊達ばかりに目が向いてしまうので、
羊達が興味を持ちやすい場所だとか、
そこまでの距離といった周囲の状況が見えずらくなり、
ハンドリングのタイミングがワンテンポ遅れてしまい危険です。
なので、ファインダーを覗いたりボタン操作をする時間は、
最小限にしないといけませんから、
“ISOボタンはどれだっけ? 回すダイヤルはどっちだっけ?”
なんてやっている現状では話にもなりません。
やっぱり、もっとカメラに慣れ親しまないといけないみたいです。

柵内での練習のときは、羊達がこうなったから犬でこうする、
あるいは、羊達をこうしたいから犬でこうするというハンドリングでも問題ないでしょうが、
柵外での練習では、羊達をこうしないですむために、
犬をここに配置するという感覚のハンドリングが求められるので、
そのときの羊達の様子だけではなく、5秒後、10秒後、
ときには30秒以上後までの犬と羊達の行動予測をした上で、
これに必然的な補正(予想事案)と偶発的な補正(予想外の事案)をしてあげなければ、
とても危なっかしいものになってしまいます。



さて、訓練の話にもどしますが、
畜舎から羊達を出したら、
まずは復習コースで使う羊4匹を一般放牧場に入れ、
残る11匹で柵外練習の開始となります。

人←羊←犬のもっともオーソドックスな先導方式で、
ソフトクリーム屋から、事務所前の道路を経由して、
牛・ヤギ・羊用の畜舎の裏手を歩いて行きますが、
ここまでの行程は、練習というより軽い準備運動的なもので、
畜舎の裏手を半分ほど進んだ辺りからが、
ただいま取組中の練習となっていきます。


馬用厩舎の裏手を数回ほど往復するだけの練習ですが、
この単純な一本道のコースには、かつて羊達に一斉に飛び降りられた難所がありますし、
マンクスロフタンという羊達の放牧場があり、道路端に羊のエサが散乱していますから、
羊達への誘惑が何かと多い難しいコースとなっています。

このコースで、羊達の誘導をこま助に任せるというのが練習内容です。
ハンドラーが移動していいのは、厩舎の手前側の道路だけなので、
厩舎の裏手で羊と犬がどういう状況なのかが、まるっきり分かりません。

まるっきり分かりませんから、カンバイやアウェイなんて使えるわけもなく、
使えるコマンドはウォークオンだけになるのですが、
羊に真っ直ぐ進むというウォークオンでは、
羊達は次第に自分達の行きたい方向に曲がっちゃいますから、
ここでは、羊達を真っ直ぐ誘導しろという意味でのウォークオンになります。

もう二年近く前になるでしょうか?
一時期しきりにやっていた練習の実践バージョンという感じです。
ハンドラーが向いた方向に羊達をなるべく真っ直ぐに誘導する。
曲がった羊達を犬が自信の判断で、
カンバイやアウェイして修正できるようになることを最初の目的とし、
最終的には、そもそも羊達が曲がらないように、
カンバイやアウェイで微調整できるようになること
つまりは、犬と羊が見えているときにハンドラーがする予想を犬にやってもらう形になります。

羊の誘導というのは、もちろん力技が使えることが前提ですが、
最終的に目指すところは犬で羊達を動かすのではなく、
犬を使って羊達の通る道筋をコーディネートしてあげるところにあると考えています。
ですから、例えば、右に曲がりたい気持ちの羊がいるときに、
ハンドラーがすべきことは、羊が右に曲がるのを待ってから、
曲がった羊の向きを逆に戻すことではなく、
犬をほんの少しだけ、曲がりたい方向に配置してあげて、
羊達にそっち側には行けませんよということを知らせてあげることだと思っています。
ちなみに、ほんの少しという所がポイントで、
犬の存在をアピールしすぎると、そっち側には行けませんよではなく、
あっち側に行ってくださいになってしまいますから、
羊達はジグザグ走行になってしまい、犬も羊達も無駄なエネルギーを使うことになります。
このハンドラーがすべき判断となる羊達の進路を予想し、
極力羊達の進行方向を変更させないということを犬にやってもらうわけです。
なんだか難しいことのように思われそうですが、
先読み大好きなボーダーコリーに、経験上の先読みをさせてあげるだけで、
よく初級者にありがちなドライブやクロスドライブの場面で、
犬が勝手にアウェイやカンバイをしてしまい、
ハンドラーの下に連れ戻ってきてしまうことと
何ら変わりないことだったりします。



あの頃は、犬の判断力を高めるためだけの練習くらいに思っていましたが、
実際にこういう場面(羊も犬もハンドラーから見えないとき)で、
羊達を誘導するときに必要不可欠な練習だったんですね〜

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今年に入ってから、早朝の畜舎出し訓練のとき、
羊の状態にもよりますが、
それなりに落ち着いているようなときには、
工藤先生の許可のもと、写真を撮りながらハンドリングさせていただいています。

良く晴れた冬の朝、牧場、
とくれば、シャッターチャンスはたくさんあります
たくさんありますがぁ…
このチャンスを活かすも殺すも、撮り手次第
全てカメラ任せのプログラムオートにして、
その瞬間に、シャッターを押せたとしても、
ピンボケだったり、露出がおかしかったりして、
せっかくのシーンが台無しになってしまいます。

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日の出タイムの牧場・・・
カメラ初心者には、とっても厳しい環境であります(T T)
どんどん勉強して上手に撮れるようにならねば!


もちろん日中の牧場もカメラ初心者に厳しいのですがぁ・・・
大三元と呼ばれたりする望遠ズーム(Nikon70-200f2.8E FL ED VR)のおかげで、
ピントだけは、少しづつ合うようになってきたという・・・汗

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それは、先週の日曜日、2回目の復習をやっているときでした。
柵の近くを平行移動させる練習をはじめると、
4頭中の1頭が、観光客のエサを目当てに、
他の3頭から離れて、柵にくっついてしまいます。

昔ならばいざ知らず、今のこま助ならば、
およそどんな状況であっても、
柵についた羊を剥がせないことはないと思っています。

例えば、畜舎への出し入れのときなどに、
羊が通路端のエサに気を取られて立ちどまったときには、
通路端から顔を出してエサを食べてるポニーを空噛みで威嚇し、
仰け反らせてから、羊の群れに頭を押し込んで、剥がしたり、

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多少ひきつった笑顔でポニーと記念撮影

羊と大きな牛との間に分け入ったり・・・
そんなことを、ごく当然のことのようにやってくれます

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更にひきつった笑顔で牛さんと

日曜日の復習でも壁に付いた1頭を、
ごく簡単に剥がして、他の3頭に合流させるのですが、
そこから先が、どうにもいけません。

せっかく戻った1頭をそのままキープできず、
ちょっとした隙をつかれて、柵に戻られてしまいます。

1回の指示でハンドラーの意図を伝えた後は、
その後に細かい指示がされなくても、
自らの状況判断でカンバイやアウェイをして、
群れを誘導し続けるという練習も何回もやっています。

それなのに、壁から剥がして他の3頭のところまで誘導しておきながら、
すぐに1頭だけ、また元に戻られるという失敗を、
この日は、何度も(6回くらい)繰り返してしまいます。

なんで戻られちゃうのか?
どうして同じ失敗を繰り返すのか?
その答えは、一つ・・・
ズバリ、
たるんでいるからです


ということで、6回目に同じ失敗をしたときに、
ハンドラーの怒鳴り声が炸裂!
斜面を一気に駆け上がり、
鬼の形相の飼い主に脅えまくっているこま助の首根っこ捕まえ、
地面に叩きつけてから、蹴りまくり…
まあ、やってる本人が非道いことしてると自覚してますから、
この光景、側から見たら虐待以外の何物でもないでしょう。

このまさに厳しすぎる指導(見た目たんなる折檻)の直後、
こま助の動きは神がかり的なほどに激変しました。

“え!こいつってこんなスピードでるの?本当に11歳?”
というくらいの速度でアウトランをはじめ、
最近ありがちな途中での失速もなく、
マックスの速度のままというか、むしろ更に加速していく感じで、
かなり整地状況の悪い足場を軽やかに走り抜け、
羊の背後でピタッとライダウン
その後、しばらく羊を誘導させましたが、
まぁ観ていて惚れ惚れするような動きをしていました。


いつだったかの日記にも書きましたが、
こま助は、本当に追い込まれたときの方が、
いわゆる火事場の馬鹿力という奴が発揮されて、
まるで別の犬のような格段に良い動きをしますし、
こま助に限らず、これくらいまで追い込むことによって、
はじめて身につくものも少なくないと思っています。

出来ることなら、ずっと楽しくやっていきたいですし、
怒るよりも誉めてあげたいという気持ちの方が強いという点では、
方の飼い主さんと変わらないと思っています。

自分自身、ほんの4年前くらいまでは、
シープ講習会で怒るなんてことは、まずありませんでした

なんと言っても、羊が大嫌いな犬なんですから、
なだめすかし、上手に煽てながら、羊を追っていただくような状況でしたから、
怒ったりしたら、もう二度と羊を追わなくなるんじゃないかと思っていましたし、
工藤先生に『今の場面は、注意しないと駄目です。』と言われても、
“注意したら、犬が一気にやる気をなくしてしまうのでは?”
との勝手な判断からなかなか厳しい対応をすることが出来ませんでした。

転機になったのは、やはり柵外訓練です。
指示どおり、あるいは経験値をいかしてそれ以上のことをして貰わないと、
柵の外で、事故のないよう円滑に羊達を誘導することなんて出来ませんから、
犬のご機嫌を伺いながら指示を出すなんて以ての外ということぬります。

そして、柵の中で出来ないようなことは、
ほぼ間違いなく柵の外でも出来ませんから、
おのずと厳しい要求が増えてしまうのです。




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